症状
多くの方は、膝の脛骨の付近の痛みを感じることが多いとされています。激しい運動をした際太ももに過度な負荷がかかり続けられると膝の下の一部分が引っ張られ持ち上がってきて突起になり痛みが出てくるという症状です。それと場所が赤く腫れあがったり熱を持ったりします。痛みが強く出ると夜寝ている時も症状が出てくる場合もあります。一番気をつけなければならない動作は、ボールを蹴ることや、跳躍することとされています。
予防と治療
成長期の一過性の病気で、成長が終了すると、多くは、治ります。それと痛みが強く出る場合なるべくスポーツは避けるべきでしょう。応急処置は、ストレッチやアイスマッサージが有効とされています。日ごろの予防としましては、膝のすぐ下にベルトを装着したりして予防が必要です。治療院では、大まかな説明ではありますがマッサージをして太ももの筋肉の緊張をほぐしたり包帯固定してあげたりしています。だいたい症状が出やすい年齢は、10歳~15歳と言われています。
由来
1903年にボストンの整形外科医ロバート・ベイリー・オスグットとチューリッヒの外科医カール・シュラッターが別々に症例を確認、発表したため、この病名がある。一般的には、「オスグット」などと略されるが、正式名称は、「オスグッド・シュラッダー病」である。
最後に
オスグッド・シュラッダー病と混在する炎症や怪我は多いです。腱鞘炎と共に併発する場合もあります。また、症状が酷い場合には足に水がたまることもあるため膝に痛みが現れてひかない場合は、一度お医者様に診ていただくのも一つの方法と考えられます。最初は、成長痛などと言われるが、成長痛は、運動をした、しないに関わらずに時期が経つと治るのに対し、いつまでも痛みがひかない場合はオスグット・シュラッダー病であることが多いです。